研究所設立にあたって

社会を取り巻く環境は、複雑化、多様化しており、人々が孤立や孤独などの生きづらさを抱えていることが課題となっています。
社会的共通資本としての「医療・教育」と人々を孤立から守り社会とつなげる社会的包摂機能を持つとされる「文化・芸術」を協調・融合させることで、人々が生き生きと心豊かに暮らせる社会の実現を目指し、現代の社会的な課題を解決するためのひとつとして、「医療文化経済グローカル研究所」を設立しました。
医療、文化・芸術、経済の分野に精通する学識者の方々が参画するこの研究所の活動により、「つながりで誰もが健康になるまち」「居心地がよいまち」を目指す市の取組に関するエビデンスの構築や有効な施策につながる提言などを期待します。

養父市長  広瀬 栄

養父市長  広瀬 栄

代表理事兼研究所長あいさつ

医療文化経済グローカル研究所(MCE)は、一般市民の皆さんが医療・文化・経済の充実した環境の下で幸福な生活を追求できるように、ローカルな問題にもグローバルな視点から提案し、支援研究する研究所として2023年に兵庫県養父市に創設されました。
これまで地域医療、文化芸術、地域経済の連携の在り方について海外の先進的活動なども参考しながら研究者グループを形成して定期的な情報交換と議論を継続してきました。海外の研究者によるアドバイザリーボードを充実させ交流を進めます。
これまで積み上げてきた議論を踏まえ、MCEの最初の研究プロジェクトとして、少子高齢化社会に直面する我国の今後の共通課題であり、我国でも増加が予想され誰もが直面する認知症を取り上げ、「認知症との共生、認知症の予防と先進医療の街創り」を提案し、認知症の医学的処方と社会的処方の充実に向けて活動を開始します。
研究所に参加する多士済々のスタッフと地域医療、文化芸術、地域経済、自然保護、スポーツなどの市民活動を連携し、我国の共通の課題解決に向けて知の挑戦の第一歩を踏み出しましょう。2024年(令和6年)4月

代表理事兼研究所長  中尾 一和
京都大学名誉教授・特任教授

代表理事  中尾 一和

概念図

概念図

設立までの経過

令和4年4月~9月 コアメンバー等による勉強会を開催
令和5年3月~7月 市が、(仮称)養父医学研究所設立準備検討委員会を設置・協議
令和5年12月23日 設立総会開催

組織

名称 一般財団法人 医療文化経済グローカル研究所
設立 2024年1月
事務所 〒667-0021 兵庫県養父市八鹿町八鹿1685-2 やぶパートナーズ株式会社2階

一般財団法人医療文化経済グローカル研究所

組織図

評議員

令和6年5月31日現在

役職 氏名 現職等
評議員 永井 良三 自治医科大学学長
評議員 平田オリザ 芸術文化観光専門職大学学長
評議員 川崎 博也 株式会社神戸製鋼所特任顧問
評議員 清原 桂子 前神戸学院大学現代社会学部教授
評議員 広瀬  栄 養父市長
評議員 枚田 一広 養父市医師会理事(前養父市医師会長)
評議員 宮本 厚子 養父市社会福祉協議会会長
評議員 木戸 朝子 前養父市教育委員

理事及び監事

令和6年5月31日現在

役職 氏名 現職等
代表理事 中尾 一和 京都大学大学院医学研究科メディカル
イノベーションセンター特任教授
理事 近藤 尚己 京都大学大学院医学研究科
社会健康医学系専攻社会疫学分野教授
理事 竹安 栄子 京都女子大学学長
理事 西村 正樹 公立八鹿病院院長
滋賀医科大学名誉教授
理事 藤野 一夫 芸術文化観光専門職大学副学長
理事 光多 長温 公益財団法人都市化研究公室理事長
理事 米田 規子 養父市教育長
業務執行理事 世登 英明 養父市健康福祉部長
監事 松田 理明 松田公認会計士事務所(公認会計士)
監事 千葉 義幸 ちば脳神経内科クリニック院長、
養父市医療福祉アドバイザー

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